朝陽がカーテンの隙間からふりそそぎ
目覚まし時計かわりに目を覚ます
起きたいけどまだ早い、もう少し寝ていたい
布団の中で世界一贅沢な悩みにもぞもぞしていると
台所から音がする。
「ヴィー――――――――――ンンンンガガガッッ!!!!」
お、おおぅ。
水道工事でもしてるのかな?
20秒数えるまでその工事音は続く。
それが終わると、こぽこぽこぽ、とコップに注がれる音がする。
ドアが開いて
「できたよ」
と旦那さんの優しい声がする。
それを合図にやっと起き上がって台所に行くと
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昨日流しにあったはずのお皿が全て洗われていて
たまっていたゴミが外に出されていている
あれ?よく見ると
寝室にあった本や服も整理されている
どうしたの?と旦那さんに聞くと
「朝の時間を有効に使ってみた。いつも家事ありがとう」
という。
天使か。いや、女神か。いやもう、
神だ。
旦那さんのことがさらに好きになった朝でした。
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※この作品はノンフィクションです